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血糖・食事・インスリンを記録し、集計を患者と医師の「共通言語」にする記録ノート。
試してみる →血糖・食事・インスリンを記録し、集計を患者と医師の「共通言語」にする記録ノート。
試してみる →⚠ 本ツールは記録と集計の補助であり、表示される値はすべて参考です。診断・治療、インスリン投与量の計算、治療パラメータの決定は行いません。投与量・治療方針は必ず主治医の指示に従ってください。
血糖管理は、判断の連続です。何を食べたか、糖質はどれだけか、いまの血糖はいくつか、何単位打つか。一つひとつは小さなことでも、体調が一定でない日々のなかで何度も繰り返すと、確実に消耗します。ほかの治療と並行しているときは、その負担がいっそう重くのしかかります。
そしてもう一つ。血糖管理は、どうしても孤独になりがちです。「なんとなく多めに打った」「なんとなく効きが悪い気がする」。その「なんとなく」を数字とグラフという共通言語に翻訳できれば、診察のときの会話はもっと噛み合うはずです。
このツールが目指すのは、大層な計算をすることではありません。日々の記録を、受診のときに医師と一緒に眺められる形に整えること。患者と医師のあいだに、事実をもとに話せる余白をつくること。そこに置いています。
やることは、突き詰めればシンプルです。
血糖値・炭水化物・食物繊維などは手入力です。特定の測定機器や記録サービスに縛られない、汎用のツールにしています。
設計の前に決めた、ぶれない原則があります。これがこのプロジェクトの性格を決めています。
最初に制約を決めることが、後の自由をつくる。健康データを「通信しない」と決めたから、扱いに迷わずに済んでいます。
炭水化物と食物繊維を入れるだけで、糖質を即座に表示。毎食の最初のひと手間を、ゼロにします。
食事ごとの「糖質 ÷ インスリン単位」を計算し、集計期間(7・14・30・60・90日/カスタム)を選んで、全体と時間帯別の中央値を表示します。集計の対象は、食前と食後の血糖差が ±30 mg/dL 以内に収まった食事だけ。これは「血糖がほぼ食前値に戻った食事で比を確認する」というカーボカウント指導の文献にある検証手順に基づく固定値で、出典も明記しています。あくまで主治医に見せるための記録の集計であり、治療パラメータの逆算や投与量の計算は行いません。
選んだ期間の記録と集計を、受診時にそのまま渡せる印刷レイアウトに整形します。短い診察時間でも、言葉にしづらい一か月の変化を、事実のまま差し出せます。
インスリンポンプ/注射(超速効+持効型)/混合型といった治療方式の切り替えを、期間として登録できます。方式が混ざって数字がブレないよう、期間ごとに集計を分けます。
糖質とインスリンの関係(散布図)、比の推移、1日総インスリン量(TDD)の増減、食前→食後の血糖変化を、4つのグラフで可視化。「なんとなく」を「傾向」に変えます。
このツールは、記録と集計に徹します。インスリン投与量の計算、効果値(ISF)やカーボ比の候補値の算出・推奨、独自式での逆算——治療判断に踏み込む機能は持ちません。判断するのは医師、アプリは資料を整えるだけ、という役割分担を機能の形で示しています。
なお、医療機器プログラム(SaMD)としての該当性については、相談窓口への照会を予定しています。この線引き自体を含めて、開発の経過はブログに書いていきます。
完璧な道具をつくることが目的ではありません。使う人の毎日に寄り添い、記録を整え、患者と医師の会話を少しだけ滑らかにする。その小さな手助けを、無料で、安心して使える形で続けていく。
数字を、共通言語に。それが、このプロジェクトの願いです。